• "教育長"(/)
ツイート シェア
  1. 千葉市議会 1992-10-27
    平成4年第2回臨時会(第1日目) 本文 開催日: 1992-10-27


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午 後 2 時 50 分 開 会 ◯議長松戸敏雄君) ただいまより平成4年第2回千葉市議会臨時会を開会いたします。  出席議員は53名,会議は成立いたしております。           ─────────────────────  教育委員会委員長あいさつ 2 ◯議長松戸敏雄君) なお,教育委員会委員長就任されました吉田治郎氏より,あいさつしたい旨の申し出がまいっておりますので,お聞き取り願います。教育委員会委員長。 3 ◯教育委員会委員長吉田治郎君) 議長さんのお許しをいただきましたので,一言就任のごあいさつを申し上げます。  私は,去る3月の議会にて,指定都市移行に伴います教育委員会制度改正により,教育長職を退任いたしたものでございますが,このたび,はからずも教育委員長として,過日の教育委員会議におきまして選出されました。  教育長時代には,皆様の御指導に,また御鞭撻に大変お世話になりました。ここに重ねて御礼申し上げさしていただきたいと思います。  教育委員長という重職は,私にとりましてはまことに身に余る大任でございますが,議会皆様方の従前に倍しましての御支援,御指導をちょうだいする中で努力する決意でございます。  御承知のように,本年は,明治5年,村に不学の子なく,家に不学の人なからしめんことを期すの教育理念に立った,我が国近代教育の120周年の歴史的な年と聞いております。この間,我が国教育,なかんずく学校教育を中心とする教育の成果は,世界的にも高く評価されてまいりました。昭和40年代に入り,急激な社会の変化に大変学校教育が混乱をいたしまして,従来の学校教育史上例を見ない状況となりました。本市教育も一時期同様の教育状況を見たのでありますが,幸いにも,市長さん並びに議会皆様の温かい御配慮と,教育条件整備充実に理解をちょうだいするとともに,教育内容におきましては現場教職員並びにPTA,さらには地域教育関係者の御尽力によって,現況は落ち着いた教育活動が展開されているというふうに考えるのでございます。  しかしながら,21世紀に向かっての生涯学習体系移行,また学校週5日制の提示など,たくさんの教育課題を抱えているところでございます。私は,このような教育状況を十分認識するとともに,議会皆様方のさらなる御支援,御指導を賜り,教育行政活性化充実を期してまいる所存でございます。何分よろしくお願い申し上げ,就任のごあいさつといたします。  よろしくお願いします。(拍手) 4 ◯議長松戸敏雄君) 次に,報告事項は印刷物としてお手元配付してございますので,ごらん願いたいと存じます。           ─────────────────────           諸    般    の    報    告 1. 平成4年第2回千葉市議会臨時会に出席する旨報告のあった説明員は次のとおりである。 (1) 市長山口助役中橋助役収入役 (2) 総務企画調整財政市民生活環境衛生・清掃・経済農政都市・建設・下水道・   水道・消防各局長,企画調整都市局次長市長公室長総務財政両部長
    (3) 教育委員会委員長教育長,選挙管理委員会委員長人事委員会委員長農業委員会会   長,代表監査委員 2. 千葉市議会議長会   役員会が10月19日八日市場市で開かれ,副議長が出席し,総会の運営等について協議した。 3. 委員会等開催状況 (1) 大都市財政制度調査特別委員会が10月9日及び10月26日開かれ,千葉市の平成5年度   国の予算編成に対する重点要望について当局より説明を聴取したほか,党派別要望運動及   び本市重点要望事項等について協議した。 (2) 議会運営委員会が10月26日開かれ,第2回臨時会運営等について協議した。 (3) 議会報発行準備委員会が10月13日開かれ,編集要領等について協議した。 (4) 幹事長会議が10月23日開かれ,第2回臨時会付議事件について協議した。 4. 人事委員会委員長より別途配付のとおり,4人委第130号の職員の給与に関する報告及び  勧告があった。           ─────────────────────              午 後 2 時 54 分 開 議 5 ◯議長松戸敏雄君) これより会議を開きます。           ─────────────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 6 ◯議長松戸敏雄君) 日程第1を議題といたします。  私より指名いたします。17番・中山善郎議員,18番・鹿野強議員の両議員にお願いいたします。           ─────────────────────  日程第2 会期決定の件 7 ◯議長松戸敏雄君) 日程第2を議題といたします。  お諮りいたします。本件は議会運営委員会の意向を参酌し,本日1日といたしたいと存じますが御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長松戸敏雄君) 御異議ないものと認め,さよう決定いたしました。           ─────────────────────  日程第3 発議第30号,第31号審議 9 ◯議長松戸敏雄君) 日程第3を議題といたします。  高橋紀男議員より提出されました発議第30号,千葉通子議員他6名より提出されました発議第31号については,お手元配付のとおりでございます。           ───────────────────── 10 ◯議長松戸敏雄君) まず,発議第30号について提案理由説明をお願いいたします。22番高橋紀男議員。               〔22番・高橋紀男君 登壇拍手〕 11 ◯22番(高橋紀男君) 市民自由クラブ高橋紀男でございます。  ただいま上程されました発議第30号・政治改革推進を求める意見書について,案文朗読をもちまして提案理由説明にかえさせていただきます。               〔発議第30号案文朗読〕(拍手) 12 ◯議長松戸敏雄君) 続いて,発議第31号について提案理由説明をお願いいたします。27番・千葉通子議員。               〔27番・千葉通子君 登壇拍手〕 13 ◯27番(千葉通子君) 発議第31号・佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求める意見書について,提案理由説明を行います。案文につきましては,皆様のお手元配付されているとおりでございます。  私ども日本共産党市議団の提案した意見書は,第1に,タイトル佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求めていることであります。すなわち,我が国の最大の政治課題である佐川急便疑惑徹底究明を求める市民の願いに,ずばりこたえるものとなっていることであります。  第2に,金権腐敗政治の根源である企業団体からの政治献金禁止することを明確にしていることであります。  第3に,佐川疑惑政治家金丸氏や竹下氏などの証人喚問を求めるなど,政治家個名本文に明記していることであります。  本日,今ここに開かれている臨時議会の目的は,佐川急便疑惑を全面的に真相究明をしていくこととあわせ,再び金権腐敗事件が起こらないよう抜本的措置政府国会に求めていくことであります。このことこそ市民が求めていることであり,市議会期待していることであります。  日本共産党千葉市議団は,ただいま申し上げました3点を明らかにした意見書を提案し,採択されることを望むものであります。  以上で提案理由説明を終わります。(拍手) 14 ◯議長松戸敏雄君) お聞きのとおりでございます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第30号及び第31号については,委員会付託を省略いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長松戸敏雄君) 御異議ないものと認めさよう取り計らいます。  討論の通告がまいっておりますのでお願いいたします。55番・中村敏夫議員。               〔55番・中村敏夫君 登壇拍手〕 16 ◯55番(中村敏夫君) 日本共産党千葉市議会議員団代表して討論を行います。  ただいま,発議第30号・政治改革推進を求める意見書案,それと発議第31号・佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求める意見書案が上程されました。  まず初めに,なぜ我が党議員団発議第31号・佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求める意見書案を上程したかであります。  国民は,佐川急便疑惑が明らかになると,金丸氏を初め佐川急便暴力団と関係した議員はすぐに辞職すべきだと考えていました。これに対し自民党は,例の金丸氏の上申書提出罰金20万円という略式命令で決着をつけ,事件幕引きをしようと懸命でした。しかし,日本列島に巻き起こった国民怒りは,自民党のこの幕引きを許さず,遂に金丸氏を議員辞職に追い込んだのであります。これはまさに,国民世論第一歩勝利であります。なぜ第一歩勝利かといえば,金丸氏の辞職ぐらいでこの事件を中途半端に終わらせることを許すわけに絶対にいかないからであります。  これまで,ロッキードやリクルートなど金権疑惑事件が起こるたびに,自民党はその真相を覆い隠したまま,口先で二度とこういうことは繰り返さないといって国民をごまかしてきました。しかし,ごまかせばごまかすほど,次々に起こる金権疑獄事件はいよいよ大規模になり,悪質になることを国民は経験してきたのであります。  今回の佐川急便疑惑の重大な特徴は,動いた政治献金の金額と性質からいって,かつてない空前の規模特徴を持った疑獄事件だということです。金丸氏に渡った5億円についても,そこからどこに渡ったか不明です。佐川の汚い金にかかわった政治家のすべての名前が明らかにされない限り,真相究明されたとはいえないではありませんか。  そして,佐川急便疑惑の第1の重大問題は,佐川急便が常識を超えた違法行為を重ねて業界第2位の総合物流企業に急成長していく過程で,その成長を可能とする行政の歪曲のために,莫大な政治献金当局政治家にばらまいた疑惑であります。  佐川急便疑惑の第2の重大問題は,政治暴力団との結びつきであります。5年前に,竹下内閣暴力団の助けを借りて誕生したという恥ずべき事実が明るみに出ました。  以上のような佐川急便疑惑の重大な内容を前にして,今,国民が求めているものの第1は,佐川急便事件の全様の解明であります。その際,解明しなければならない問題が,いわゆる職務権限範囲ということでできるだけ狭く限定された刑法の収賄罪や,ザル法で有名な政治資金規正法範囲にとどまらず,道義的,政治的責任が問われているすべての疑惑であることは当然です。  そのためには,何よりも国会における議員証言法に基づく証人喚問が必要です。証言義務のない参考人では全く問題になりません。したがって,国会全貌解明と道義的,政治的責任究明のために,佐川急便佐川元会長,東京佐川の渡辺元社長,平和堂グループの松沢元代表,さらに竹下金丸両氏などを証人喚問しなければならないし,世論もこの喚問を強く求めているのであります。  それとともに,金丸氏の5億円問題を形式的な政治資金規正法量的制限違反として軽く扱い,略式裁判で済ませてしまおうとすることも許してはなりません。  第2の根本的な課題は,今度こそ金権腐敗政治を根絶するため,企業団体献金禁止を実際にかち取ることであります。政府自民党は,企業社会的存在であるなどといって,この課題に真っ向から反対しています。しかし,企業団体献金禁止は,これまで3次にわたって選挙制度審議会が答申した当然の国民的課題であります。  企業献金は,リクルート佐川のような闇献金だけが有害なのではないのであります。今,全国を不況が襲っている中で,政府不況対策がなぜ銀行の救済にばかり血道を上げるのでしょうか。これに対する怒り不況の被害を受けている多くの庶民の間に広がり,世界からも批判の声が上がっております。しかし,その秘密は9月10日に発表された自民党政治資金報告書,1991年度を見ればたちどころに明らかになります。  企業献金の大口は,公表分だけで年間5,000万円以上,自民党献金している企業が35社ありますが,そのうち18社は何と銀行であります。しかも,上から14社,8,000万円以上の献金をしている企業は,全部銀行ばかりなのであります。この企業献金大所に,不況のときに国民お金お返しをする,それが政府不況対策の柱になっているのであります。どういうお返しが計画されているかというと,バブルをあおってきた土地などの不良資産を抱え込んだ銀行を救済するために,国と自治体がお金を出し合って,この土地を買い取ってやる機関をつくるというものです。この土地の買い上げのために,何と1兆5,500億円ものお金が予定されています。これを大所銀行で割れば,1銀行当たり平均1,000億円以上にもなります。  自民党に8,000万円の献金をしたら,そのお返しとして1,000億円以上の国の資金が返ってくる。これは金丸氏が5億円もらいながら20万円の罰金で済ませるのと同じ手口の話で,それがもっと大規模に行われようとしているのであります。  これが金権政治であります。企業団体献金をきっぱりやめさせる以外に,このような汚い政治の根を絶つことができません。今,国民の声がそれを求めているのであります。  以上が,発議第31号を上程した理由であります。  さて,私どもはさきの9月定例会でも同趣旨の意見書案を上程しましたが,残念ながら賛成少数で否決されてしまいました。しかし,その後,略式命令罰金20万円を決定し,金丸氏が政治活動に復帰するという事態を迎え,国民怒りが頂点に達し,金丸氏を議員辞職へと追い込みました。  私どもは,改めて意見書採択のための臨時議会開催を10月14日市長に求めたところであります。10月20日,千葉市議会会派臨時会開催を求めました。10月23日の幹事長会議で3会派提出政治改革推進を求める意見書案協議が行われました。私どもは,佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求める意見書の対案を示しつつ,1,タイトル佐川急便疑惑徹底究明を入れること,2,本文政治家個名を入れること,3,企業団体献金禁止を入れることを求めました。  しかし,できることなら全会一致採択できるよう努力もし,かつ大幅な譲歩も行ってまいりました。この協議の中で,最終的には意見書タイトル佐川急便疑惑全容究明を入れることで,同意する旨も私ども伝えたのであります。案文佐川急便疑惑徹底究明などの字句があるにしても,あくまでも政治改革推進のみを求める意見書案では,佐川急便疑惑徹底究明を求める市民期待にこたえるものではありません。  現在,300を超える地方議会で,自民党を含め佐川急便疑惑徹底究明タイトル採択をしているのであります。政治改革推進のみのタイトルとすれば,今,国会内に設けられている政治改革協議会協議している,いわゆる18項目合意事項政治改革を行おうとしていることの推進を求めることなのであります。  この18項目合意事項の中には,佐川急便疑惑究明とは全くかかわりのない選挙運動期間の短縮が含まれています。例えば,衆参選挙政令指定都市市長選は1日ずつ,知事選挙は2日短縮するなど,問題の多い事項も入っているのです。また,18項目の中には,金権腐敗政治をさらに促進する政治資金集めのパーティの合法化もあります。さらに,きのうの政治改革協議会では,政治資金透明化とか,政治資金規正法罰則強化などを盛り込むとしていますが,肝心かなめ企業団体献金禁止はどこにもありません。棚上げにするといっているのが18項目合意事項であります。  タイトル意見書の性格を明らかにいたします。現に新聞報道では,タイトルだけしか発表されていませんので,タイトルは大変重要な問題であります。今,市民が強く求めているのは,このような政治改革一般ではなく,佐川急便事件徹底究明を行い,再び金権腐敗事件が起こらないよう根本的な措置を国がとることを求めているのであります。  日本共産党市議団の提案している意見書は,文字どおり佐川急便疑惑徹底究明企業団体献金禁止を求めるものであります。市議会市民期待にこたえるためにも,発議第31号が可決されることを重ねて求めまして,討論を終わらせていただきます。(拍手) 17 ◯議長松戸敏雄君) 以上で討論を終わります。  お諮りいたします。まず,発議第30号について,原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 18 ◯議長松戸敏雄君) 起立多数,よって原案どおり決しました。  続いてお諮りいたします。発議第31号について,原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 19 ◯議長松戸敏雄君) 起立少数,よって発議第31号は否決されました。  なお,可決されました発議提出先等については,議長に御一任願います。  以上で本臨時会の全日程は終了いたしました。  平成4年第2回千葉市議会臨時会を閉会いたします。  慎重御審議ありがとうございました。              午 後 3 時 15 分 閉 会           ───────────────────── Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...